春 は新生活の始まりの季節です。進学や就職、転勤などで現在の住まいから新天地へとお引越しされる方も多いのではないでしょうか。新居探しや引っ越しの荷造 り、必要な家具・家電の買い足しなど、やらなければならないことが山積みで忙しいですが、忘れてはいけないのが役所で行う転出・転入に関する手続きです。
お住まいの市から他の市に移る場合には、役所で転出届を出さなければなりません。転出届が出せる期間は、新住所が決まっている場合はおよそ2週間前くらい から可能です。引っ越し後に届けを出すことも可能ですが、あせらないようになるべく早めに済ませておくほうがよいでしょう。手続きに必要なものは役所にあ る転出届と本人確認書類と印鑑です。確認が取れると、役所から転出証明書が渡されます。これは引っ越し後の転入届を出す際に必要になりますので、大切に保 管しておきましょう。
無事、引っ越しが終わったら、今度は新しくお住まいになる市の役所に転入届を出さなければなりません。転入届の届出期間は、引っ越してきた日から14日以 内と決められています。届出が遅れた場合には理由書の記入が必要となり、場合によっては過料が取られることもありますので、期限内に忘れず手続きしましょ う。必要なものは、前住所地で交付された転出証明書、本人確認書類、印鑑、マイナンバーカードまたは通知カード(転入する人全員分)です。この手続きを もって正式に住民票が移ることになります。
また引っ越しにともなって、印鑑証明の取得が必要だったり、国民健康保険などの保険関係、乳幼児や高齢者、母子家庭などの医療費助成、国民年金などの年金 関係の制度に該当している場合、別の窓口での手続きが必要になります。どこでなんの手続きをすればいいのか、きちんと確認して、もれがないように気をつけ ましょう。
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